case 04-5 尿酸対策薬と対策

  ということでお薬です。

 尿酸値降下に効果がある (し、シャレではなく(笑)) と言われているものは以下のようになっております。


 フェブキソスタット:フェブリク

 アロプリノール:ザイロリック、アロシト-ル


 ベンズブロマロン:ユリノ-ム

 プロベネシド:ベネシット錠


 これ痛風治療で血清尿酸値を下げる尿酸降下薬としてよく聞くおくすりでございます。

 なぜ分けたかというと、上は尿酸産生抑制薬というたぐいのもので、尿酸を作る働きを下げて尿酸値をもとから少なくしようという薬です。そして下は尿酸排泄促進薬というたぐいのもので、痛風対策薬としてはおなじでも作用が違うのです。

 そしてこれらの薬は痛風発作の特効薬ではありません。痛風発作を起こさないように長い間摂取することに拠って体内を改善するための薬です。よって、痛風発作に初期段階に有用なコルヒチン以外は痛み止めでやり過ごすしか無いと思ってください。へたに上記のような薬を投薬するとひどくなったり長引いたりするそうです(医者に言われたので信じてます)。

 この尿酸値を下げる薬は継続して長期治療をするためのものです。飲み始めたらそれこそずっと飲み続けることになり、短期集中とはいかないので覚悟して尿酸と向き合いましょう。痛風発作後に治療が始まると思うので、そこからどうするかを医師と相談することが大事です。


 投薬治療に関しては現状このようなプロセスが主流となっています。


 実は尿酸、結構な強い抗酸化物質で、全く無いほうがいいわけではありません。

 よく聞く老化を抑えるビタミン C やポリフェノールと同じ抗酸化作用を持っていて、酸素という毒素が細胞に与える効果を抑制してくれる働きもあります。まぁさすが細胞を作る側から出た物質のカスです(笑)。でもこのエントリを見ている人は多すぎる人ばかりだと思うので、あまりそこは気にせずに下げることを考えていけばいいと思います。


▶痛風発作が起こってしまったらまず鎮痛・抗炎症作用で峠を越す

▶峠を越してから医師と相談して尿酸値を下げる薬での対策

▶飲んだらほぼ一生飲み続ける覚悟

▶尿酸は抗酸化作用が高い(うんちく)


 尿酸値対策は飲食以外にストレスなどにも影響を受けます。 

 最後に我々尿酸値高い系が普段から気をつけるべき対策を並べていこうと思います。


■アルコール

 ビールがプリン体が多い悪者という感じで世間は認識しています。確かにビールはプリン体が多い飲み物です。が、それだけではありません。

 アルコールが代謝され分解されると尿酸ができます。つまりビールはプリン体で尿酸リスクを上げてアルコール代謝で尿酸リスクを上げるのです。なので基本的には飲まない方向で行きましょう。

 とはいえどうしても飲まなければならない席というのもあります。その際はビールは 1 杯まで!次からはソフトドリンク…と行ければいいのですがまぁ蒸留酒にしましょう!

 また、1 杯だけならワインも良いようです。高ポリフェノールの抗酸化作用も期待できますしね。





▼case 04-6 へ続く

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