case 03-2 パップ剤とテープ剤
さあここからは体験も交えて行きます(笑)、おもに試したことのある外用薬です。
同ブログのエントリ case01 でも書きましたとおり、私は痛風を抱えております。なのでこの湿布剤における冷感の部類をかなり試しております。まだ知識の浅かった頃は温感すら試してお金を消し去ってきました…。
抗炎症作用ということで薬効成分がキーポイントとなるのですが、まず薬局で見る商品は当たり前ですが商品名ばかりで、たとえば伸びるとか冷たいとかの印象がまずやってくる湿布薬ばかりです。この湿布薬にもまた 2 種類の形態があります、それはパップ剤とテープ剤です。
パップ剤とは水分を含んでぷるぷるとした薬剤が厚め塗布された湿布で、布部分が白なものが多く打ち身や捻挫の際に貼った瞬間からヒヤッとして気持ちがいいあの感じです。難点としては剥がれやすいものが多いため、包帯やサポーターなどで抑える必要があり、患部が関節などの可動域の場合に剥離が起きやすいため効果が低くなる場合があります。
テープ剤とは薄いテープ状につくられているタイプの湿布で、布部分が肌色のものが多いです。水に溶けにくく油に溶けやすい脂溶性という性質のため剥がれにくいうえ、伸縮性のある作りにされているため膝や腰などの関節でも効果的に使え、その分貼り付け時の効果も高い場合が多いです。
同ブログのエントリ case02 同様このパップ剤テープ剤にも処方薬や一般市販薬の幅があります。つまり効き目は薬効成分と配合量によるわけですうがそれは当たり前ですね(笑)、でも処方薬があるということはつまり副作用も加味しなくてはならないということになります。
ざっくり行きましょう!
フルルビプロフェン:アドフィードパップ、ステイバン、ゼポラス
ジクロフェナク:ボルタレン
ロキソプロフェン:ロキソニンテープ
ケトプロフェン:モーラステープ
フェルビナク:フェイタス5.0
鎮痛消炎成分ジクロフェナクナトリウム:フェイタスZα、フェイタスZ
インドメタシン:バンテリン
サリチル酸グリコール+グリチルレチン酸:ハリックス55EX冷感A
サリチル酸メチル:サロンパス、サロンシップ
なんか中には 2 種類の薬効を持ったものもありますが、これらは薬効成分をカバーして補うように作られていて、特に第 3 類医薬品等の場合はこのような工夫で効果を大きくしているものもあります。
さて、私が痛風発作になったときですが、このとき処方された外用薬がアドフィードパップ 40mg というフルルビプロフェン系のパップ剤でした。これがまぁ効く効く!あのときもう半べそになりながら大の大人が我慢の限界叩きながら呻いていたのを軽減してくれたんです。それまで家にあった第 3 類医薬品のハリックスやっフェイタスを貼っても緩和にもならず貼られた違和感だけ残っていたのを、このアドフィードは軽減してくれたんです。さすが OTC 薬になってないだけのことはある!そしてさらに追加の痛み止めとしてボルタレンの錠剤も(あ、胃が荒れるので処方胃薬として定番のレバミピド錠も)処方されたので効果は絶大!その晩はちゃんと寝ることができました。
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