case 03-3 湿布外用薬蛇足

  幸いなことにそれから発作は数回しか起きておらず、数値の方も穏やかに改善してきておりますのでそこまで何度も使っているわけではないのですが、痛風発作のときは先生に処方してもらっているような感じです。

 相変わらず効くわけですが、もちろん発作もないときに処方してもらいに行くというのは少し違う気もしますので、通常時に待機ささていたのは他の湿布でした。一応 OTC で買うことが出来るロキソニンテープを軸にボルタレンやモーラステープを渡ってみた感想ですが、体感として感じたのはパップ剤はとても効きが良く浸透する感があるのに対して、テープ剤は貼っている間はとてもいいのですが剥がすとすぐに効果が薄れて消えてしまう感じです。


 これはじつは最近も交通事故にあって処方された湿布薬がそんな感じで、効果的に使われてはいるもののマッチするのは難しいのかななどと考えさせられる感じでした。事故は軽度でむち打ち気味なのも緩やか完治になるのですが、事故の際に負傷したのは右手首から肩にかけての打撲と頸部の鞭打ちという感じで(タクシー乗車中の事故でした)、事故当時は右手が痺れてペンも握れずにいたので、処方されたのはケトプロフェンパップ 30mg 、翌日妙に頸部が痛くなって処方されたのはロキソプロフェンナトリウムテープ 100mg でした。医者に言われたのは常に貼り続けずに皮膚を休めるため 8 時間位は間おいたほうが安全とのことで、1 日中活動時間には貼って寝るとき外してというようにしてました。その時感じたのがそのテープとパップの使用感の違いで、見たとおり抗炎症鎮痛成分は違うのですが含有量は見た目と裏腹にテープ剤のほうが圧倒的に多かったり、つけたときの無敵感的な俺大丈夫じゃね?っていう感じはたしかにテープ剤のほうが感じたかもです。でも寝る前に外すと頸部は腕部より早く名残が消えてしまう感じでした。テープ剤のほうが粘着力が強いため確かに皮膚にはあまり優しくないので、寝る前にはちゃんと外していましたが、気持ち的にはずっとつけていたかった、それこそ味がなくなるまでガム噛んでるような感じですかね。

 このケトプロフェンパップ、私はとりあえず出ませんでしたが、ケトプロフェンの副作用に光線過敏症というのがあります。日光アレルギーとも言われていて、文字通りですが日光に対する過敏な免疫反応が出るとのこと。皮膚が赤くなったり、ひどい場合は水ぶくれ、かゆみを伴う皮膚異常が報告されています。といっても出てしまうのは僅かのようですが。

 基本的に外用薬ですのでそこまで副作用を心配する必要はないのですが、強さ程度にもよりますし無視はできないので、不安になったら医師に相談することが一番です。

 中には外用薬としてゲル状の塗り薬で見たことがありますが、催奇形作用アリという副作用です。これはこの薬剤を実験体に処した際、奇形が生まれたとの報告があるということなので、動物実験ではありますが注意が必要です(これはしかも動物用医薬品でしたが)。


 肩こりや腰の痛みなどには温感でなんの副作用も気にせずペタペタ貼っても良いですが、打撲など急なものには冷感、ひどい痛みは医者にかかる。これが一番って、あれ?普通の答えになってしまった(笑)



▶case 03 完

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